(1) 海の魅力を生かしたまちづくり
柏崎の花火は、どのような特ちょうがあるのでしょう。
活動
- 柏崎の花火大会を調べよう。
- 魅力ある花火大会にするためにどのような努力があったのかを調べよう。
- 魅力ある柏崎の将来を考えよう。
- みんなで考えたまちづくりを身近な人に伝えよう。

7月26日に開催される「ぎおん柏崎まつり海の大花火大会」では、夜の日本海に輝く迫力満点の花火が15000発打ち上げられます。
柏崎の花火は、長岡まつり、片貝まつりの花火とともに越後三大花火と言われています。打ち上げの特ちょうから「海の柏崎、川の長岡、山の片貝」と呼ばれ、全国からたくさんの人がおとずれています。
さくらさんたちは、花火大会の特ちょうについて調べることにしました。
学習のてびき
柏崎市の花火を調べる
【資料や取材先】
・インターネット
・柏崎市役所
・商工会議所
【調べること】
・柏崎の花火の特ちょう
・花火打ち上げの様子
・花火大会を支える人の願い
柏崎商工会議所の人の話

柏崎の花火大会が、現在のように市内外に誇れるようになるまでには、いろいろな工夫がありました。
きっかけは、柏崎の花火を打ち上げている片貝煙火さんとの出会いでした。社長さんから「柏崎には海がある。海の花火は色がきれいに出るので、とにかく色を強調したい。」と言われ、鵜川から日本海に突き出る600メートルの堤防を生かして打ち上げたのがワイドスターマインでした。それから、迫力満点の花火が改良されていきました。
柏崎の花火大会の変化 | |
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はじまり | 京都の八坂神社の流れをくむ柏崎の八坂神社が、祭礼に花火を打ち上げたのが始まりといわれている。 |
江戸時代 | 江戸時代終わりころから明治、大正、昭和、平成、令和と時代は変わっても柏崎の夏の風物として市民に親しまれてきた。 |
2000 年 | 柏崎市が市制施行60周年を記念して、尺玉600連発を打ち上げた。 |
2001 年 | 尺玉300連発を打ち上げ、以降、花火大会のフィナーレをかざる。 |
2004 年 | 尺玉100発一斉同時打ち上げに初挑戦した。 |
2006 年 | 全国初の三尺玉2発同時打ち上げを行う。 |
柏崎市商業観光課の人の話

「海の大花火大会」では海中花火、尺玉100発一斉花火、尺玉300連発など、柏崎でしか見ることのできない花火が打ち上げられます。
市民はもちろん、全国の花火ファンが楽しみにしている花火大会です。ファンのみなさまが、より快適な環境で花火を楽しんでもらえるようにこまやかな準備を心がけています。また、花火大会をきっかけに柏崎を知ってもらい、花火大会の日以外にも観光等でおとずれてもらえるように工夫していきたいと考えています。今後も内容の向上や、情報発信に力を入れていきたいです。

海中花火って本当に海の中で開いているの?
柏崎の花火といったら海面で花開く海中花火。実は、花火の火薬は、化学反応で爆発しています。これによって、海の中に投げ入れても火が消えないのです。
海に打ち込まれた花火は、海中に沈んだ後、花火の中に入っている空気によって海面に浮かんできます。その海面に浮かんできた時に開かせるように打ち上げからの時間を調整しています。



