(4) 柏崎の発展につくした人たち
③ 柏崎の野菜を広めた与口重治
与口重治は、今から100年ほど前、柏崎市橋場町で古くからつくられていた野菜「刈羽節成きゅうり」を全国に広めました。
重治は、おいしくて寒いところでもよく育つこのきゅうりの特ちょうに注目し、全国に広めて、節成きゅうりの生産で地元を豊かにしようと考えました。そこで、自分の財産を使って、このきゅうりを全国に広めようと努力しました。刈羽節成きゅうりは、日本だけでなく外国にまで売れる人気のきゅうりになりました。
太平洋戦争後、刈羽節成きゅうりの生産が途絶えてしまいました。ところが、最近この種が新潟市で見つかり、もう1度、このきゅうりを柏崎で作り、柏崎市外にも広める活動が始まりました。
刈羽節成きゅうりは、「柏崎の伝統野菜」として注目されています。