(3)柏崎の発展はってんにつくした人たち

⑤ 柏崎市陸上競技場をつくった坂田さかた四郎吉しろうきち

坂田四郎吉
坂田四郎吉
(1887~1967)

坂田四郎吉は、柏崎市与板よいたに生まれました。子どものころは体がじょうぶではなかったのですが、学校の先生になって、自分でいろいろと勉強した体そうによって健康けんこうになりました。その後、体をきたえることの大切さを広める活動に、熱心に取り組みました。
四郎吉は、体を動かすことで気持ちも健康になると考え、たくさんの人に協力をお願いして、柏崎に大運動場をつくる努力を続けました。四郎吉の熱意ねつい共感きょうかんした地いきの青年たちが集まり、ボランティアで作業を始めました。当時は手作業の大変な工事でしたが、1923(大正12)年、ついに四郎吉の努力がみのり、1周400mの競技場が完成しました。これが現在の柏崎市陸上競技場で、国内で今ある公認こうにん競技場としては一番古いものです。

当時の陸上競技場
当時の陸上競技場
今の陸上競技場
今の陸上競技場
四郎吉の胸像の除幕式
四郎吉の胸像の除幕式(平成22年10月3日)