(4) 柏崎の発展につくした人たち
⑤ 柏崎市陸上競技場をつくった坂田四郎吉
坂田四郎吉は、柏崎市与板に生まれました。子どものころは体がじょうぶではなかったのですが、学校の先生になって、自分でいろいろと勉強した体そうによって健康になりました。その後、体をきたえることの大切さを広める活動に、熱心に取り組みました。
体を動かすことで気持ちも健康になると考え、たくさんの人に協力をお願いして、柏崎に大運動場をつくる努力を続けました。四郎吉の熱意に共感した地域の青年たちが集まり、ボランティアで作業を始めました。当時は手作業で大変な工事でしたが、大正12(1923)年、1周400mの競技場が完成しました。これが現在の柏崎市陸上競技場で、国内で今ある公認競技場としては一番古いものです。