(2) 米のとれる土地をつくろう
⑥ 東江用水と切り通し
藤井ぜきをつくるのといっしょに、用水路のなかった鯖石川の東がわにも用水路をつくりました。この用水路を「東江」といいます。藤井ぜきから2400mもほりわって、水を通す工事でした。とちゅう、高さが10mもあるかと思われる山にぶつかりましたが、その山もほりわって進みました。この場所は今では「切り通し」と呼ばれています。この東江も藤井ぜきと同じく10年がかりで完成しました。
東江のおかげで、一面に葦がしげっていた鯖石川の東がわが青々とした田に生まれ変わりました。また、前からあった西江も藤井ぜきのおかげで、いつも十分な水が流れるようになりました。
瀬兵衛さんは、ほかにどんなことをしたのかな。
地図で「切り通し」の場所をたしかめましょう。