(1) 地域で受けつがれてきたもの
柏崎市の人たちが受けつぐ行事や祭りにはどんなものがあるでしょう。
① 綾子舞
綾子舞は、今から約500年前に、鵜川の女谷に伝えられた伝統芸能です。
今では、高原田と下野の2つの集落で、大切に踊りつがれています。
綾子舞は、女性が踊る「小歌踊」と男性が1人で舞う「囃子舞」、2人以上で演じる「狂言」の3つがあります。
昭和51(1976)年に、国の重要無形民俗文化財第1回に指定されました。
小歌踊
囃子舞
狂言
柏崎市綾子舞保存振興会の人の話
綾子舞は「無形」の文化財なので、今踊っている人がいなくなると伝承がとだえてしまいます。
そこで、市と座元が協力して、地域外の人も参加できる伝承者養成講座を開いています。
地域の小中学生も、特別なクラブとして綾子舞の伝承学習をしています。それでも子どもの数がへってきているので、これからどのように綾子舞を次の世代に伝えていくべきかが課題となっています。
綾子舞伝承クラブ長さんの話
わたしが綾子舞を伝承する理由は、綾子舞のすばらしさ、美しさをもっと多くの人に知ってもらいたいからです。綾子舞には500年もの間、くり返し伝えられてきたという伝統の重みと魅力があります。
伝承学習や各発表会をとおして、綾子舞のよさを伝えていきたい、もっと多くの人に知ってもらいたいと強く思っています。
(南中学校)