(3) 野菜やさい・くだものづくりの仕事しごと

柏崎ではどんな野菜・くだものをつくっているのでしょう。

カリフラワー畑
トマト畑
お米以外にもいろいろな作物がつくられているね。

柏崎市の農業のうぎょうは米づくりが中心ですが、近年きんねん 、野菜づくりにも力を入れています。学校の給食きゅうしょくにも、柏崎で収穫しゅうかく された野菜が数多く使つかわれるようになりました。

柏崎地場じば特産とくさん品 15品目ひんもく

つららなす そら豆 ズイキ
マコモタケ ゆうごう(夕顔) オータムポエム
新道柿 糸うり ぜんまい
磯之辺いそのべトマト カリフラワー 越後姫えちごひめ
土垂どだれ(さといも) えだまめ 宝交ほうこう早生わせ(いちご)

『柏崎野菜』(柏崎市地域農業再生協議会ちいきのうぎょうさいせいきょうぎかい)より作成

いちご栽培さいばいの学習会
えだまめの収穫しゅうかく
オータムポエムの収穫
柏崎では、「食の地産地消ちさんちしょう」(その土地でつくったものを、その土地で消費しょうひ すること)をめざしています。

柏崎の<ruby>伝統野菜<rt>でんとうやさい</rt></ruby> 6品目
みどりなす」はアクが少なく甘い、「黒姫くろひめにんじん」はしん まで赤くあじがこい、というとくちょうがあります。
の地場産野菜には、どんな特ちょうがあるのか調しらべてみましょう。

新道のかき栽培さいばい

新道の柿の生産せいさん様子ようすについて、調しら べてみましょう。

新道の柿団地

新道地区には、柿の栽培団地だんちがあります。昭和しょうわ 33(1958)ねんから収穫しゅうかくはじまりました。新道柿栽培組合くみあいをつくり、収穫 しゅうかくした柿を組合員みんなで協力きょうりょくして出荷しゅっか しています。

新道柿栽培組合の組合長さんの話

新道では昭和26(1951)年に山林さんりんをかいこんして柿の木を えました。戦争せんそうであれた山林を復活ふっかつ させたいというねがいからでした。
それから大切に木を育ててきました。
現在げんざい、柿の木がやく 1900本、組合員は61人となっています。「土づくり、木づくり、人づくり」を合言葉あいことば においしい柿をつくろうとがんばっています。
平成へいせい19(2007)年からは「柿うどん」や「柿おかし」など、新製品しんせいひん 開発かいはつに取り組んでいます。お正月には、し柿なども売りに出しています。また、「樹上脱渋じゅじょうだつじゅう 」という手法しゅほうをとり、渋柿しぶがき あまくして収穫をするというくふうを始めました。
さらに、平成30(2018)年には、『新道柿』という名前で商標登録しょうひょうとうろくをし、地域 ちいき名産めいさんとして親しまれています。
柿はその年の天候てんこうにより、収穫量しゅうかくりょう が大きく変わるのがなやみです。令和元れいわがん (2019)年は55トンの収穫でした。
また、農業のうぎょう と同じく、はたらく人が高齢化こうれいかし、少なくなってきていることも心配 しんぱいです。

せんかの様子
樹上脱渋
「樹上脱渋」とは、柿が青いうちにアルコールの入ったビニールぶくろでつつみ、2日間かけてしぶ をぬく作業さぎょうです。