(4) 柏崎の発展はってんにつくした人たち

③ 柏崎の野菜やさいを広めた与口よぐち重治じゅうじ

与口重治
与口重治
(1887~1970)

与口重治は、今から100年ほど前、柏崎市橋場町はしばちょうで古くからつくられていた野菜「刈羽節成ふしなりきゅうり」を全国に広めました。
重治は、おいしくて寒いところでもよく育つこのきゅうりのとくちょうに注目し、全国に広めて、節成きゅうりの生産で地元を豊かにしようと考えました。そこで、自分の財産ざいさんを使って、このきゅうりを全国に広めようと努力どりょくしました。刈羽節成きゅうりは、日本だけでなく外国にまで売れる人気のきゅうりになりました。
太平洋戦争せんそう後、刈羽節成きゅうりの生産が途絶とだえてしまいました。ところが、最近このたねが新潟市で見つかり、もう1度、このきゅうりを柏崎で作り、柏崎市外にも広める活動が始まりました。

刈羽節成きゅうり
刈羽節成きゅうり
刈羽節成きゅうりは、「柏崎の伝統でんとう野菜」として注目されています。