(4) 柏崎の発展はってんにつくした人たち

① 石油産業さんぎょうの発展につくした内藤ないとう久寛ひさひろ

内藤久寛
内藤 久寛
(1859~1945)

内藤久寛は、石地に生まれました。久寛は小さいころは苦しい生活でしたが、熱心ねっしんに勉強し、いつか国の役に立ちたいと考えていました。 明治21(1888)年、久寛が30才のときに仲間と日本石油会社をつくり、当時だれも思いつかなかった出雲崎町いずもざきまち海底かいていからの石油のさいくつを成功せいこうさせました。その後、宮川みやがわ長嶺ながみね鎌田かまたなど、柏崎の各地かくちでたくさん石油がほられました。
明治32(1899)年には、本社を大久保おおくぼにうつし、柏崎製油せいゆ会社ができました。当時、日本で一番大きい製油所でした。その後、柏崎・刈羽は石油の町として全国でも有名になりました。