(5) 工場の仕事

電気をつくる工場(原子力げんしりょく発電はつでん)

電気どうやってつくられるのでしょう。発電のしくみについて調べてみましょう。

柏崎刈羽原子力発電所

荒浜から刈羽村にかけての砂丘さきゅう地に柏崎刈羽原子力発電所があります。やく 420 万m²(東京ドーム約 90 こ分)のしき地に7原子炉げんしろ(柏崎がわ1〜4号機ごうき、刈羽がわ5~7号機)があり、合計出力は 821.2 万k w キロワットで世界最大の原子力発電所としてギネスブックに認定されています。つくられた電気は、おもに関東かんとう方面(※)に送られ、工場や家庭で使つかわれています。
※1号機で発電した電気の半分は、新潟県をふくめた東北地方ちほうで使われています。
しかし、2011年3月の福島第一原子力発電所の事故じこをうけ、柏崎刈羽原子力発電所をふくめた国内すべての原子力発電所は停止ていししました。国では、福島第一原子力発電所の事故をふまえ、地しんや津波つなみなど自然災害しぜんさいがいに強い新しい基準きじゅんをつくりました。この新しい基準に合格ごうかくした発電所は運転を再開さいかいしており、柏崎刈羽原子力発電所でもいろいろな安全たいさくの強化きょうか工事が進められています。

原子力発電はウランが核分裂かくぶんれつするときに発生する熱(280 度くらい)によって水を蒸気に変え、この蒸気でタービンを回し、発電機はつでんきで電気をつくります。使い終わった蒸気は復水器ふくすいきで海水によってやされ、水になって原子炉げんしろへともどっていきます。

タービンの点検
蒸気じょうきタービンで使い終わった蒸気じょうき復水器ふくすいきで水にもどすためには、1びょう間に 78トンもの大量の水が必要なんだ。
だから、海の近くに建てられているんだよ。

タービンとは、水、空気・蒸気じょうき、ガスなどの圧力あつりょく運動うんどうエネルギーを回転かいてん運動のエネルギーに変え、機械きかいエネルギーをえるための機械(原動機げんどうき)です。「 風車 」が一番かんたんな構造こうぞうと言えます。

他にどんな発電の方法があるか調べてみましょう。

発電の方法を調べて書いてみましょう。