はじめに
この本を使って学習するみなさんへ 〜3・4年生の社会科で学ぶこと〜
みなさんが生活している柏崎は、米山、黒姫山
、八石山という刈羽三山
と呼ばれる山があったり、日本海の美しい海に面していたり、自然
がとても豊かな場所です。
また、昔から柏崎は、北国街道
という道が通り、多くの人々が行き交ったり、海上を行き来する船が立ち寄
ったり、にぎわいのあるまちとして栄えてきました。
そのような自然と歴史あふれる柏崎も、時代の流れとともに少しずつ変化しています。平成17(2005)年には、柏崎市・高柳
町・西山町が合併
し、現在の柏崎市として新しく生まれ変
わりました。その2年後、中越沖地震が発生し、柏崎は大きな被害
を受けました。しかし、人々の努力により再
び元気を取り戻すことができました。そして、元号が平成から令和
となり、世の中の動きも目まぐるしく変化する時代を迎えています。
このような時代だからこそ、柏崎で育つみなさんには、ふるさとを知り、ふるさとのよさやすばらしさを心に刻
んでもらいたいと願っています。そして、自分の生まれ育った場所に誇
りと愛情をもって、成長
していってほしいと願い、この本を作りました。だから、大いに活用してもらいたいと思います。
【3・4年生の社会科で学ぶこと】
〜3年生〜
3年生になって初めて勉強
する社会科では、2年生までの生活科の勉強を生かして、みなさんが生活しているまちの様子について調べていきます。自分たちが住んでいる近くだけでなく、柏崎全体のことを学びます。とくに、みんなの願いを生かしたまちにするために、どのような人がどんな仕事
をしているか、見学したり話を聞いたりしながら、「?」をもってみんなで調べていきます。
〜4年生〜
4年生になると、わたしたちの住んでいる柏崎のことだけでなく、新潟県全体へと目を広げていきます。新潟県の人々が、住みよい県にするために、どのような願いをもって働いたり協力したりしているかを学びます。そのために、実際に見学するだけでなく、写真やグラフなどの資料を使って考えます。そして、自分も社会に生きる一人として何ができるのかを考えていけるようにします。
中表紙の絵 元教育長 相澤陽一氏
表紙の写真 柏崎市役所