(5) 工場の仕事

自動車の部品(ピストンリング)をつくる工場

自動車の部品をつくっている工場について調べましょう。

北斗ほくと町にある工場では、自動車のエンジンに使われている部品「ピストンリング」を作っています。
一か月に 2800 万本も製造せいぞうされ、日本全国の自動車の 50%( 約半分 ) がこの工場でつくられたピストンリングをつかっています。
エンジンを動かす大切な部品なので、まちがいがないよう、何度も検査けんさを重ねています。ピストンリングの製造法は2種類あります。鉄を溶かして形をつくる昔ながらの製造法とスチールの材料ざいりょう加工かこうして製造する方法です。

ピストンリング
自動車のエンジン
鉄をとかす作業
スチールのリングを加工する作業

工場の方のお話

わたしたちの工場は、1949( 昭和 24) 年に設立せつりつされました。現在では約 1,200人が働いています。この工場では、自動車やバイクのエンジンにかせない部品ぶひんをつくっています。自動車は大勢おおぜいの人の命にかかわるものなので、不良品ふりょうひんが出ないよう、特に気をつけています。
現在は、もっとかんきょうにやさしい自動車ができるよう、日々研究けんきゅうをしています。

2007 年の中越沖地震ちゅうえつおきじしんでは、工場の機械が全て止まり、ピストンリングの製造せいぞうがストップしてしまったんだ。それにより、全国の自動車工場では、自動車が完成かんせいできなくなったんだって。
とても大切な部品をつくっているんだね。